依存集団 dependent group 2004 6 9

 日本には、「病気」が流行しています。
それは、「依存症」という病気です。
 国民は、「政府が、何とかしてくれるだろう」という「政府依存症」。
金融機関は、「日銀が、何とかしてくれるだろう」という「日銀依存症」。
サラリーマンは、「会社が、何とかしてくれるだろう」という「会社依存症」。
 この病気は深刻です。
誰も、「自分で考え、判断し、行動する」ということはしないのです。
みんな、政府、日銀、会社に依存して生きているのです。
 これでは、政府が経済政策を誤れば、全員、終わりです。
日銀が、金融政策を誤れば、金融機関は、全員、終わりです。
会社の経営者が、経営判断を誤れば、社員は、全員、終わりです。
 ここには、独立した個人はいないのです。
そこには、集団しかない。
個人は、集団の部品となっているのです。
 しかし、時代は、こうした集団主義を求めてはいないのです。
時代は、自立した個人を求めているのです。





















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